【WBC】巨人首脳陣が内海の“後遺症”を心配

2013年03月17日 16時00分

 巨人の首脳陣が内海哲也投手(30)の“侍後遺症”を心配している。

 

 2次ラウンド1位で米国行きを決めたことで内海、杉内、澤村、山口のWBC組のシーズン初登板は開幕2カード目のDeNA戦以降となることが確実になった。そんななか、チームからはこんな声が上がっている。

 

「WBC球から、日本の統一球に戻った時の『反動』が心配です。(WBC球で)変化球が大きく曲がるようになって頼りになったぶん、帰国して『あれ、曲がらないな』となれば、感覚を元に戻すまで時間がかかるんじゃないか」

 

 川口投手総合コーチの見解は「WBC球は、ゴルフボールに例えるなら『OBの出やすい質の悪いボール』で、日本のは『OBが出にくい質のいいボール』。形がいびつだったり、縫い目がなかったりするようなものから、いいものに戻るわけだから感覚を取り戻すのなんて簡単だよ」。ある種の“鈍感力”がある澤村や前回のWBC後のシーズンで15勝を挙げた杉内は、日本のボールに戻れば問題なく対応できると見ている。4試合で5失点の山口も心配だが、それ以上に気が気でないのが内海だそうで「内海のスライダーの曲がりは気になる。彼はボールの軌道に敏感だから…」と話す。

 

 2009年の前回大会でも代表に選ばれた内海は、シーズン前半に二軍に降格するなど大きく出遅れ、9勝11敗と負け越した。その原因を首脳陣は「ボールへの対応の問題」と分析しており、再発する可能性がゼロではないと見ているのだ。

 

 今大会2試合に登板した内海は計2回1/3で4失点と精彩を欠き、防御率は15・43。まだWBC公認球になじみきれていないようだが、再び“後遺症”に悩まされるようだと、巨人のV2構想にも誤算が生じてきそうだ。