トークショーで発覚 甲斐キャノンの意外な弱点とは…

2018年12月10日 16時30分

イベントで“エア甲斐キャノン”を披露する甲斐

 ソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)が“弱点”を露呈した。9日、福岡市内で開催された「ふるさと納税サイト『さとふる』ホークス応援フェスタ」に参加。トークショーで九州、故郷・大分の魅力を発信しようと意気込んだが「ウソをつけない性格」があだとなり、売り込みに失敗した。

 約400人が詰め掛けたトークショーでこんなシーンがあった。司会者から「温泉にはよく入るんですか」と振られて出身地でもある“温泉県”大分をアピールする絶好の機会を得ながら「そういうイメージがあると思うんですが、僕あんまり入らないんです」と真顔で返答。これには会場から失笑が漏れ、甲斐自身もトークショー後に「あ~、失敗した」と頭を抱え「うそをつけないタイプだけど、俺って(足りないのは)そういうところなんですよね。野球でも必要なこと? そう! そうなんですよ」と深くうなずいた。

 ただ、本人が心配するほど深刻な問題ではないと言うのがソフトバンクの前ヘッドコーチで恩師の達川光男氏(63)だ。「野球にはマナーのある駆け引きが必要。『うそも方便』と言うんかな。甲斐は優しくて正直な男じゃが、そういうところも成長しとるよ。年を重ねていけば、ちゃんとできる」と心配無用を強調。さらに「捕手は試合中、先輩打者から不意に(見逃した)球種を聞かれることもある。そこで逆に相手を考えさせる返しをすぐにできるか。余裕が出てきた今年なんかは、そういうやりとりができとったよ」と明かした。

 日本シリーズでは6連続盗塁阻止の離れ業でMVPに輝き、今や「甲斐キャノン」は全国に知れ渡った。達川氏は「ポストが人をつくるというが、甲斐キャノンで一躍スターになった。そういう目で見られると風格が出てくる。そうすると、おのずと駆け引きも有利に働く。なにより甲斐自身が『自分は正直すぎる』と性格的な弱点に気づいているのであれば時間はかからない」と言い、駆け引き上手の捕手になれると太鼓判を押した。