丸“年俸7億円”巨人加入決定をナイン歓迎の裏に「ご祝儀査定」菅野8億円チャンス!

2018年12月01日 16時30分

グリーン上でボールの行方を見守る菅野。来季年俸の落としどころは…

 もろ手を挙げて、2年連続MVP打者の加入を大歓迎だ。広島からFA宣言していた丸佳浩外野手(29)が30日、巨人への移籍を決断した。原辰徳監督(60)は「クリーンアップの一角に強い候補が入ってくれた。監督としてチームを構成する上において非常に洋々」と大喜びで、主力ナインも続々と好反応を示したが、こちらは少々別の思惑もあるようで…。

 この日午前10時過ぎに丸が原監督へ、続いて丸の代理人から石井球団社長へ電話があり「来季からお世話になります」。原監督は「よくぞジャイアンツを選んでいただいた、ということに感謝しております」と大きな目を見開いて喜んだ。

 走攻守揃った丸の加入で巨人打線には強力な核ができた。喜色満面の指揮官は「クリーンアップの一角」と早くも明言。背番号は原監督自身が背負った「8」に加え、由伸前監督の「24」も提示していることが新たに分かった。「どちらも巨人にとっては重たい番号」(大塚球団副代表)。今後は丸がどちらを選ぶのかも注目される。

 一方、選手たちも丸の加入を歓迎ムードだ。ナインに吉報が届いたのは、神奈川県内で納会ゴルフが行われていた最中。主将の坂本勇は「心強いですし、僕にとってもプラス」と話し、同学年の菅野は「同世代で巨人を引っ張っていきたい」と共闘を呼びかけた。

 ひと味違ったエールを送ったのは阿部。「俺も来年はキャッチャーに戻るから(丸と)対戦しなくなるのは良かった」とニヤリ。リーグを代表する強打者の加入を喜びつつ「カネをいっぱいもらうわけだから、やってもらわないとね。俺もずいぶん叩かれたから。巨人では違うプレッシャーがあると思うけど、それを味わって、はねのけて頑張ってほしい」と荒波を知るベテランゆえのメッセージを発した。

 巨人にとっては久々の大物FA選手の加入。ポジションがかぶる選手にとっては一大事だが、勝利に飢えた主力は「勝つためには必要な選手」と素直に喜んでいる。ただ彼らが丸を歓迎するのには、もうひとつ理由がある。ズバリ、カネだ。

 これから契約更改を控えるナインの本音をチームスタッフはこう代弁する。

「丸に5年35億円も払うとしたら、単年換算で7億円でしょう? 堀内さんも言っているみたいですが、じゃあ、菅野はいくらになるんですか、っていう話。丸が来れば、球団も少しは生え抜きとのバランスを考えてくれるんじゃないか、という期待は当然みんな持ちますよね」

 OBの堀内恒夫氏は先日、個人ブログ上でFA選手と生え抜きの年俸バランスに言及。「丸くんが7億円なら来季の菅野は8億円にしてもらわないと」とつづり、現役選手から拍手喝采を浴びていた。

 V逸で今年も厳冬模様の巨人だが、果たしてナインのもくろみ通り、丸の加入による“ご祝儀査定”はあるのか…。今後の流れ次第ではひと波乱ありそうだ。