中日 2年総額3億円で金子獲り

2018年11月30日 16時30分

金子千尋

 中日内で、オリックスに自由契約を申し入れた金子千尋投手(35)を獲得すべきだとの声が高まっている。

 金子は減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える5億円減の年俸1億円を提示され、オリックスとは折り合いがつかなかった。12月2日に自由契約選手として公示され、他球団との交渉が可能になる。

 もともと中日は、4年前のオフに当時の落合GM、谷繁監督が国内FA宣言した金子獲りに意欲を見せ、白井オーナーから資金面の全面バックアップの約束を取り付けて争奪戦に挑んだが、金子は残留を選択。それだけに中日関係者は「金子の今季の成績(4勝7敗、防御率3・87)はあまり良くはないけど、これまで沢村賞や数々のタイトルを獲得した本物のエース。ウチでは今年松坂が復活したし、まだまだやれる。話題にもなるし、絶対に獲りに行くべき」と進言する。 

 今季の中日先発陣で唯一、2桁勝利(13勝)をマークしたガルシアは球団との交渉が決裂し、今季限りでの退団が決定。チーム防御率4・36は12球団ワーストで今オフは投手陣の立て直しは急務ながら、ここまでドラフト以外は補強はなし。オリックスからFA宣言した三重県出身で準地元の西の獲得を与田監督は強く望んでいたが「(球団は)マネーゲームに参加するのは難しいところもある」と断念を余儀なくされた。

 そのため別の関係者は「ここまで金子に興味を示しているのは楽天だけ。西獲りで使わなくなったFA資金を回せばいいし、オリックスの条件を上回る2年契約で総額3億円ぐらいで交渉すれば、うまくまとまるのでは」と期待している。

 金子については先日、落合博満氏がツイッターのライブ配信で、自身が監督なら「まだやれる。金子を獲ることで吉見が生きる。吉見は金子をずっと追いかけてる。相乗効果を考えたら絶対に獲りに行く」などと発言して話題になった。5年越しに“竜の恋人”を振り向かせることはできるか。(金額は推定)