今季限りで引退した岩瀬仁紀氏(44)が26日、中日の選手会ゴルフコンペに参加し、松坂大輔投手(38)へ名球会入りエールを送った。

 松坂はソフトバンク時代の3年間でわずか1試合の一軍登板だったが、今季はテスト生から這い上がり、11試合に登板して6勝4敗、防御率3・74。「カムバック賞」に選出された。昨年同賞を受賞した岩瀬氏は「投げること自体がなかったので、本人は今年最後のつもりで臨んだシーズンだったと思う。その中で6つ勝てたのは自分の中で手応えがあったのでは」と、ねぎらう。

 しかし、レジェンド左腕は「来年が本当の意味で今後の復活といえるようになってくるのでは。あとはどうやって中6日で回っていくか。来年、本当の真価が問われる」とズバリ。その上で、日米通算200勝達成まで残り30勝としている松坂に「来年がどれぐらいできるかで200という数字も見えてくるだろうし、そういう意味では大事なシーズンになると思う。そりゃあ頑張ってほしいですよ」と背中を押す。

 現在、自宅のある米国で自主トレを行っている松坂は、カムバック賞と名球会入りしている大先輩の叱咤激励をどう聞くか。