広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)が25日、マツダスタジアムで取材に応じ「本当に誠意をもってお話をしていただきました」と、前日24日の巨人との交渉内容の一端を明かした。

 巨人サイドからは5年30億円超の大型オファーが提示されたとみられるが、家族の生活を考慮した環境面にも話が及んだという。交渉に同席した原監督からは「たくさんの言葉をもらったけど(印象的だったのが)ジャイアンツに新しい血を入れてくれというか、カープでやってきたことをジャイアンツに持ち込んでやってもらいたいと」との言葉があったという。

 丸はこれで広島、ロッテを含む3球団との交渉がすべて終了したが、再交渉については改めて行うつもりはなく「(判断材料が)ある程度は揃ったのかな」と納得した様子だった。

 とはいえ、この日も「悩むんじゃないですか。決め手…難しいですね。どの選択でもいろんな考えや方向性があると思うし」と決断には慎重だが、近日中に結論が出ることも十分に考えられる。