ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長(44)は20日、獲得を目指していた西武FAの浅村栄斗内野手(28)から断りの連絡が入ったことを明かした。

「浅村選手の代理人から連絡が入り『今回に関しては大変申し訳ありませんが他球団でプレーさせてもらいます』とのことでした」と話した。

 ソフトバンクは補強ポイントと完全に合致する浅村にかねて熱視線を送っており、16日の初交渉では4年総額で推定24億円を超える大型の契約内容を提示。他球団を上回る手厚い条件で猛アタックした。

 ただ、当初から「人の縁」でリードする楽天の存在もあり、戦況は不利なままだったようだ。

 今後はオリックスからFA宣言をしている西勇輝投手(28)の獲得に絞ることになる。「ぜひホークスに来てほしいと思う」と改めてラブコールを送った。