オリ西争奪戦 ソフトBの札束攻勢に阪神タジタジ

2018年11月17日 16時30分

 阪神がオリックスからFA宣言した西勇輝投手(28)をめぐるソフトバンクの“札束攻勢”に戦々恐々としている。交渉解禁日となった15日に西サイドに電話で獲得の意思を伝えた谷本球団本部長は16日「内々に進めたいので…」と話すに留めたが、この日大阪市内で西と交渉を極秘で行った。

 そんな中、チーム内で注目されているのが15日に西と交渉を行ったといわれるソフトバンクの動向だ。なかでも4年総額20億円超えともいわれる破格条件には谷本本部長も「すごい額ですね…」とタジタジの様子。阪神も複数年の大型契約を提示したとみられるが、ある球団関係者は「分かっていたことではあるが、ソフトバンクの太っ腹ぶりはすごい。うちも出せる限りを尽くすだろうが、資金力では到底かなわない…。別のところでアピールしていくしかない」と渋い表情を浮かべる。

 そこまで敏感になるのはソフトバンクとのFA争奪戦で苦い過去があるから。2013年オフ、中日からFA宣言した中田賢一投手(36)の獲得を目指し、背番号18までを用意してラブコールを贈ったもののあえなく敗北。中田が九州出身という不利を補おうと条件面ではギリギリまで競ったが、最後は資金力でも差を見せつけられる格好となった。それだけに今回も同じ轍を踏まないか心配しているのだ。

 この日、球団フロントからの定例報告を受けた藤原次期オーナーは西への提示金額の上限について「そうなったときにフロントが何か言ってくるでしょう。そこは十分に分かって交渉していると思うので」と言葉を濁した。球団内には今後の交渉に出馬する矢野監督に期待する声もあるが“恋人”を落とすことはできるか。