西武・渡辺SD困った 浅村のFA動機読めない

2018年11月16日 16時30分

FA権を行使する浅村

 西武が主将・浅村栄斗内野手(28)のFA動機を見極められずにいる。

 広島・丸と並んで今オフFA市場の目玉・浅村にはすでにソフトバンク、オリックス、楽天のパ・リーグ3球団が獲得の意思を表明。近日中にも他球団との直接交渉が始まる状況になっている。

 一方で、待つ側の西武は渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(53)が「浅村が出て行って来季、ライオンズが優勝できるイメージが湧かない」という殺し文句をその胸に打ち込み、3球団との交渉後に行われる最終交渉での全力慰留に備えている。

 巨人・原監督が獲得意思を表明している炭谷銀仁朗捕手(31)とともにFA2選手に対して渡辺SDは「(2人とも)うちにはなくてはならない選手だと思っているし、2人とは何度も会って話している。球団側の誠意は伝わっていると思う」と条件面を含め誠意あふれる交渉をしているが、西武側にはどうしてもふに落ちない懸念がある。

 出場機会増を模索してFA市場に出た炭谷は理解できるとして、カネなのか、環境なのか、その目的がいまひとつ見えてこない浅村のFA動機だ。関係者は「炭谷の目的は分かるとして、浅村の動機はSDも読めていないのでは。条件なら間違いなくホークスだろうけど、そこも自信がないのか王さんの出馬を見送るようだし、中島のいないオリックスに行く理由も見えない。まして渡辺直人がいるからといって縁もゆかりもない仙台(楽天)に行きますかね? でも話を聞きたいという以上、どこかに引っ張られているわけでしょう。(動機が)余計に分からない」とお手上げポーズだ。

 年俸面では「出来高を含む4年総額28億円」という超破格の条件を用意して浅村交渉を待つソフトバンクをにらみ、最終交渉で条件見直しの余地を検討する西武。だが、すでに十分な誠意を見せているだけに真意が見えない浅村の動向に戸惑うばかりだ。