【WBC】侍ジャパンが怯える“謎のキューバ人”

2013年03月07日 14時00分

【WBC】侍ジャパンが“謎のキューバ人”におびえている。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の因縁の相手は過去2大会は韓国だったが、今回はキューバになりそうだ。6日の1次ラウンドに続き、東京ドームで行われる2次ラウンドでも激突。さらに決勝で戦う可能性もある。両国は互いにヒートアップしているが、舞台裏では怪騒動が勃発。「ウンベルト」と名乗る自称・キューバ人が連日のように侍首脳陣の前に現れ、日本の3連覇失敗を予告し続けているというのだ。

 指揮官に“2次ラウンドをにらんだ調整”の意識はなかったようだ。取材に応じた山本監督は、1次ラウンドのキューバ戦について「試合でそういう(2次ラウンドを見据えた)ことを考えると、あとで響く可能性がある。一試合一試合(を勝ちにいくということ)ですね」。あくまで1位通過を目指して勝利にこだわる姿勢を見せていた。

 しかし、指揮官の強気の言葉とは裏腹に、侍たちの世界ランク1位のキューバに対する不気味さが日に日に増している。というのも、グラウンド外で首脳陣やスタッフを震え上がらせる事態が起きていたからだ。関係者によると、発端となったのはチームが福岡入りした2月27日のこと。宿舎を出て同市内で夕食を取っていたコーチの1人に見知らぬ外国人の男が突然声をかけてきたという。

「ワタシはキューバ人のウンベルトです。このWBCはキューバが勝ちます。アナタたちはダメね!」

 片言の日本語で一方的にまくし立てると、男はそのまま立ち去っていってしまった。最初は「自国の代表チームを応援するキューバ人のファンの1人なのかも…」とも思ったが、冷静に考えるとやはりおかしい。日本人のファンならともかく、一般レベルのキューバ人が侍ジャパンの首脳陣の顔まで覚えているとは思えないからだ。

 疑心暗鬼になった同コーチをさらにビビらせたのが、その2日後。宿舎近辺を歩いている時に、くだんの「ウンベルト」がまたしても現れて「このWBCはキューバが勝ちます。アナタたちはダメね!」と同じセリフを口にし、雑踏の中へと姿を消した。

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