西武「らしい」組閣 内部調整で着々

2018年10月29日 16時30分

現場復帰する小野和義氏

 10年ぶりのパ・リーグ制覇を果たしながら、CSではソフトバンクに敗れ、日本シリーズ進出を逃した西武が巻き返しを図る来季への組閣を着々と進めている。

 まず、3年連続Bクラスのチームをこの2年間で2位↓1位と立て直し、新たな2年契約を結んだ辻発彦監督(60)の側近には、契約満了によって退団した橋上秀樹作戦コーチ(52)に代わって同監督の片腕として西武にやってきた、馬場敏史内野守備走塁コーチ(52)がヘッド格として昇格する。

 そして、今年露呈したチーム最大の懸案である「投手陣の立て直し役」には、渡辺久信・現SDが監督時代に投手コーチを務めた、小野和義編成部プロ野球兼調査担当(52=顔写真)が7年ぶりの現場復帰を果たし、すでに退任の決まっている土肥義弘投手コーチ(42)の穴を埋める。

 CS敗退直後、ソフトバンクとの差を「やっぱり、中の投手が強い。中の投手が本当にタフですよ。そういうところをウチも改善して強くしていかないと」(辻監督)と指摘していたように、気合を表に出すスタイルの小野氏には、いまひとつたくましさのないブルペン陣の底上げを託したい構想のようだ。

 一方で、野手陣の方は、嶋重宣打撃コーチ(42)が15年以来となる二軍打撃コーチに配置転換。入れ代わりに、赤田将吾二軍打撃兼外野守備走塁コーチ(38)が昇格、馬場コーチのポジションにも黒田哲史二軍内野守備コーチ(43)が入り、引退した松井稼頭央外野手(43)が二軍監督となる。来季の同打撃コーチには現在、アカデミーのコーチを務める「チャラ男」こと平尾博嗣氏(42)が初入閣を果たす方向で調整が進められている。

 西武らしく、大方の人事が内部調整で済まされることになる。