【日本シリーズ】ソフトB 異例の前々日ナイター練習で敵地マツダスタジアムを完全掌握

2018年10月25日 16時30分

広島対策に余念がない達川ヘッド

 クライマックスシリーズ(CS)を下克上突破したソフトバンクが24日、日本一連覇に向けて1日の休日を挟んで再始動した。日本シリーズは27日にマツダスタジアムで開幕するが、チームは25日から広島に乗り込み異例の前々日練習をナイター環境で行うことになり、万全の準備を整えている。

 異例の「敵地前々日練習」で、初戦と2戦目に万全を尽くす。

 今年の日本シリーズはセ・リーグの本拠地からスタート。通常、ビジターチームが乗り込むのは、NPBにより組まれている前日練習に合わせてになる。CSの激戦から間もないだけに、ヤフオクドームで腰を据えるのも考えとしてあるが、今回は達川ヘッドコーチら首脳陣の提案もあり、25日にも本番に合わせたナイター練習が設定されたという。達川ヘッドは「習うより慣れろ。1日より2日じゃからな」と説明する。

 ソフトバンクは毎年マツダスタジアムでオープン戦を戦っているが、すべてデーゲーム。また、今季の交流戦はヤフオクドームでの3連戦で、昨季にしてもナイターは1試合のみだった。

 この日、ヤフオクドームの円陣で工藤監督は「この3日間の準備が大切になる。いい調整、いい準備をすること。データをもらって相手を知ることも大事になる」とナインに訴えた。

 広島の投手練習は午前中スタートの予定。日のあるうちに練習をスタートすることもできたが、あえて寒空の中で照明も入れてのナイター練習を2日間にわたって行い、敵地対策へ万全の準備を整える。

 一方で決戦に向けて悩ましいのが主力選手の“3択問題”だ。工藤監督はCSファイナルSの第3戦以降、不振の松田宣をスタメンから外し、グラシアルを三塁で起用。内川、長谷川勇をスタメンで使った。

 CSの状態でいえばグラシアルと中村晃は外しにくいところ。長谷川勇は左の代打の切り札候補としても、DHの使えない敵地では交流戦以来の左翼守備に就かざるを得ないデスパイネ、そして内川、松田の3人から1人をチョイスしなければならない。藤本打撃コーチは「一番難しい。相手との相性や直前までのフリー打撃の状態を見てになるんじゃないか。松田の状態が上がってくればシーズンを通して32本塁打を打ってくれているから、というのがあるけどね。本当に難しい」と頭を抱える。CSでズバズバと采配を的中させた指揮官の決断に注目だ。