日本ハムが24日、都内のホテルで25日のドラフト会議に向けた戦略会議を行い、指名選手が決定されたことを明かした。会議後に会見に応じた栗山英樹監督(57)は「どの選手が必要なのか、いい選手なのか。伝えることは伝えた」と晴れ晴れとした表情でコメント。指名選手の公表こそしなかったものの、吉村GMは「(1位指名の選手は)決まりました。ナンバーワン(の選手)で」と、例年通り、その年で一番の選手を獲得する方針を明かした。

 続けて、2位指名以下の選手に関して「サプライズ(指名)はあるかもしれない」と、不敵な笑みを浮かべた吉村GM。また、例年本拠地・北海道に関連した選手を獲得するが、現状について大渕スカウト部長は「(リスト内に)1人は絶対います」とも明言。昨年はドラフト7位で東大出身の宮台を指名しており、話題性も加味した指名も予想される。道内所属でプロ志望届を提出した選手の中には、アドゥワ誠(広島)を弟に持つ東農大オホーツクのアドゥワ大投手がおり、評価はさほど高くないながらも、話題性の面でいえば下馬評を覆すサプライズ指名があってもおかしくはない。毎年ドラフトで何かと話題を呼ぶ球団だけに、今年の指名に注目が集まる。