岩崎達なぜ放出?中日内部でも異論

2013年03月07日 11時00分

 中日・岩崎達郎内野手(28)の楽天への金銭トレードに異論噴出だ。高木守道監督(71)は「前から楽天が欲しいという話は出ていたんだけど、今回はケガ人が出て『どうしても欲しい』『一軍で使いたい』というのでね。うちでは常時、上に置いておける保証はないので本人にどうするか聞いたら『勝負したい』という返事だった」と説明したが、チーム内からは不安の声が出ている。

 

 岩崎達は昨季36試合に出場し、20打数2安打1打点。成績だけを見ればチームにそれほど影響はなさそうに見えるがチーム内の評価は違う。「去年は井端が元気(140試合出場)だったから出番が少なかったけど、もしものことがあった時にちゃんとショートを守れるのはうちでは岩崎達ぐらい。井端も今年は年齢(37歳)のこともあるし、WBCの疲れもある。パンクしかねない。そんな時に岩崎達を出しちゃって大丈夫なのか」(チーム関係者)というのだ。それこそ万一の際には内野の再編成を迫られることにもなりかねない。

 

 実際、渡辺内野守備走塁コーチも「チームのためを思ったら出せない。今回はあいつのため。本当はチームのことを一番に考えないといけないんだけど、あいつも7年目だから勝負させてあげたかった」と複雑な胸の内を明かしている。“温情トレード”が中日の思わぬ弱点となるかもしれない。