【パCS】前田氏「ソフトバンク投手陣は西武打線を必要以上に怖がるな」

2018年10月19日 16時30分

四球で走者をため、源田(左)にタイムリーヒットを浴びた大竹

【前田幸長 直球勝負】強力打線の西武相手に無駄な四死球は禁物だ。その教訓をソフトバンクは身をもって再認識させられただろう。先発のミランダは初回に単打と死球で二死一、二塁のピンチを作ると、栗山に浮いたチェンジアップを振り抜かれて右翼席への先制3ランを被弾。同点に追いついてもらった直後の2回にも二死から源田に勝ち越し適時打、さらに浅村に3ランを浴びた。

 もう、この時点でミランダは青息吐息だったとはいえ、個人的に一番ヒヤヒヤしたのは次のシーン。続く山川から栗山に2者連続の四球を与えたところだ。中村が凡退してくれたおかげで助かったものの、西武を相手に無駄な走者を背負う展開だけは是が非でも避けねばならない。

 3回も2番手の大竹が二死から2者連続の四球。走者をためて迎えた源田にあっさりと左前適時打を浴び、再び突き放された。最悪だ。

 CSファイナルS開始前、工藤監督と話す機会があった。西武打線には今季、何度も痛い目に遭っている。それだけに四死球で走者を背負ってからの一発だけはとにかく回避することを、この決戦前から投手陣に徹底させていたという。

 だが、この日のホークスはそれができずに完敗した。もちろん警戒すればするほどコースを厳しく攻めようとして結果、ボールが増えてしまうのは仕方がないことだ。ただ、必要以上に怖がってはいないだろうか。あらためて投手陣は初心に立ち返ってほしい。 (本紙評論家)