【セCS】巨人前二軍監督・川相氏は大一番をこう見た

2018年10月19日 16時30分

ラジオ出演のため球場を訪れた川相氏(左)

 この日の大一番には、つい先日までGのユニホームを着ていた川相昌弘前二軍監督(54)が、ラジオ放送のゲストとして来場していた。

“古巣”の試合前の練習中には「激励してくるよ」とスーツ姿でグラウンドに顔を出し、由伸監督や首脳陣らと談笑。そして「爆弾発言はしませんよ」と笑い飛ばしながら向かった放送ブースでは、公共の電波に乗せて走者のリードの小ささを指摘するなど独自目線で持論を展開した。

 ただ、出演後に「(爆弾発言は)なかったでしょ?」と口も滑らかだった川相氏も、試合の論評については「それはベンチの判断だから」と最後まで封印。現場への配慮ではあったが、近年は二、三軍監督として携わった育成については声のトーンを上げた。

「俺が中日で二軍監督をやっていた2010年から、まだ入団して2、3年目で二軍にいた丸を知っている。あれから8年でしょ。やっと今、本当の中心選手になった。何だかんだと言っても、時間がかかるのよ。中日の時に落合さんが言っていたけど、超一流になっていくには高校生なら10年かかる。そこで、試合に出たり、出なかったりとなると、また違ってくるから」(川相氏)

 今季は高卒4年目の岡本が全試合出場を果たし、史上最年少22歳で「打率3割、30本塁打、100打点」の偉業を成し遂げた。実力至上主義の巨人にあっては久々の生え抜きレギュラーの誕生だ。この点については川相氏も「岡本は4年でね…。早いよ。よく頑張ったよ」と最大限の賛辞を贈ったが、今後への“憂い”は尽きない様子だった。

 岡本に続く逸材を育て上げなければ、チームの未来は開けない。ましてや、V3王者を止めることもできないだろう。突然の退団となった川相氏の言葉はどう響くのか。