【セCS】広島・緒方監督が激白 「短期決戦の心得」

2018年10月17日 16時30分

緒方監督の作戦は…

 広島が王者の力を見せつけるか。それとも勢いの巨人か。17日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを控えた16日、両チームがマツダスタジアムで練習を行った。広島・緒方監督は本紙に短期決戦に向けての心得を激白。2年ぶりの日本シリーズ進出へ静かに闘志を燃やした。

 7日のDeNA戦を最後に実戦から遠ざかっている広島にとって、巨人の勢いは不気味でしかない。しかも相手はCSファーストステージで2位のヤクルトを2連勝で撃破し、2戦目にはエースの菅野がポストシーズンでは史上初のノーヒットノーランを達成した。ただでさえ「(今季限りで退任する)高橋監督と一日でも長く野球をする」と一丸となっているチームの士気は最高潮だ。緒方監督も「負けたときの言い訳みたいに聞こえると嫌だけど、ジャイアンツは本当にいい状態で来る」と警戒する。

 昨年のCSファイナルステージでは、今年と同様に3位から勝ち上がってきたDeNAの後塵を拝した。同じ失敗は繰り返せない。最大6試合ある中で、2年ぶりの日本シリーズ進出に向けてどう戦うのか?

 緒方監督は「短期決戦はどこでどう流れが変わるか分からない。一戦必勝でいく。『今日は菅野が先発だから捨てゲームで…』なんて余裕はない。試合が壊れない限り、いい投手をどんどん投入する」と力を込める。

 今年は球団初のリーグ3連覇を達成した。それでも指揮官はライバル球団との差について問われると、口癖のように「紙一重だ」と言う。実際に今季は中日に11勝14敗と負け越し、最下位脱出を“アシスト”した。ましてや今回は勢いのある巨人との短期決戦。レギュラーシーズンで17勝7敗1分けと圧倒したからといって気は抜けない。

 昨年のCSでは第4戦が雨のため2日連続順延となり、先発投手の起用などに影響が出た。今年は週末まで広島市内の天気予報は晴れマークが続いており、悪天候による順延の心配も今のところない。マツダスタジアムでは風や内野に敷き詰められた天然芝も味方してくれる。1984年以来34年ぶりの日本一に向けて歩みを止めるわけにはいかない。理想はアドバンテージの1勝を含めた“4連勝”での一気の寄り切りだ。