10日にプロ志望届を提出した今秋ドラフト1位候補の金足農・吉田輝星投手(3年)のもとへ11日、各球団の担当スカウトが調査書を届けに訪れた。この日はソフトバンク、ロッテ、阪神の3球団が訪問したと見られる。

 トップバッターはソフトバンクの作山アマスカウトチーフ補佐。午後1時に秋田市内の同校を訪れると、中泉監督と1時間ほど面会し「志望届を出したばかりなのでまずは調査書をお渡しして、ここからドラフトに向けて調査していきたいと話した。当然1位候補の一人。甲子園の活躍から高く評価していたとお伝えしました。面談はおいおい考えたい」と話した。

 午後3時前にはロッテの井辺スカウトが到着。「ちょうど(秋田で)東北大会があってタイミングもよかった。(話したのは)40分くらいかな。1位評価の一人なので、縁があれば。今後改めての面談はないです」と語った。

 午後5時前に同校を訪問した阪神の葛西スカウトはこの日訪れた3球団では唯一、吉田本人と面談。15分程度言葉を交わしたといい、満足そうな表情で学校を後にした。