WBC韓国が竹島問題からめ挑発

2013年03月01日 11時00分

2009年大会で内海に死球をくらいマウンドをにらむ李容圭

 侍ジャパンがとんだ因縁を付けられた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表が2月26日、阪神との強化試合(京セラドーム)を行った。試合は0―1で敗れたものの、先発の内海哲也(30=巨人)が3回を無失点と、上々の仕上がりを見せた。だが、そんな左腕に懸案事項が浮上。韓国代表・李容圭外野手(27=起亜)が、2009年の前回大会で内海に頭部死球をぶつけられた“恨み”を韓国メディアに猛アピールしている。李を全面支援する同代表側も「竹島(韓国名・独島)問題」とリンクさせ、内海ら侍ジャパンを挑発し続けているという。

 先発の内海は3回を1安打1四球無失点。登板後は「今日はバランス良く投げることができた。ただ2回、3回と先頭打者を出してしまったので、今後はそのあたりを修正していかなければいけないと思っています」

 前回の実戦登板だった2月17日の広島戦では鈴木将にまさかの3ランを浴びたが、この日はそのマイナスイメージを払拭した。

 これで本番前の実戦登板は終了。上向き状態でWBCへ臨むことになったが、本大会では警戒しなければならないことがある。宿敵・韓国から憎悪を買っているのだ。

 発端は、2009年の前回大会。米国・サンディエゴで行われた第2ラウンド決勝戦で、すでに準決勝進出を決めていた日韓両国が対戦した際のワンプレーが、韓国側の“怒りの対象”となった。内海から頭部に死球を当てられた李が試合途中で退場――。この悪夢から約4年が経過した今も、李は「あのシーンのことは片時も忘れたことはない」と周囲に漏らしているという。

 今回もWBC韓国代表に選出された李は当時の怒りを倍加させ、韓国のテレビや新聞などのメディアに向けて「前回のWBCで受けた死球はアクシデントではない。アタック(攻撃)だ。あれは故意死球と思っている。ヤツ(内海)は卑劣極まりない男だ。絶対に許さない!」などと内海に舌鋒を向けている。

 もちろん内海にとっては完全な言いがかりであり、とんでもない濡れ衣を着せられた格好だ。それでも李の“口撃”は止む気配は全くない。つい最近も韓国メディアに対し「東京(2次ラウンド)の日本戦で内海がたとえ投げなくても、日本の全メンバーは内海の仲間なのだから許すわけにはいかない。私は日本のメンバーがすべて『内海』と思って戦う」と宣言している。

 厄介なのが、この李の言動に韓国代表側が影響されていることだ。「韓国代表チームは表立ったことこそしないものの、実は内々で日本と大きくもめている『竹島(独島)問題』と絡め、今度のWBCで日本と戦おうとしている。内海に先にやられて、おめおめとこのまま引き下がってしまっては国の名折れ。李の屈辱を晴らして日本をひれ伏させ、強い韓国を世界にアピールして“実効支配”のムードを今以上に高めていく。そういう狙いも抱いている」(韓国メディア関係者)

 2次ラウンドで実現濃厚な韓国との激突は、何やら危険な一戦となりそうな気配だ。