広島ヘルウェグが受け継いだ”レガシーチャリ”

2018年10月03日 16時30分

好投したヘルウェグ

 シーズン途中加入の長身右腕が34年ぶりの日本一への切り札になるかもしれない。広島のジョニー・ヘルウェグ投手(29)が2日の阪神戦(マツダスタジアム)に8回から2番手で登板し、1イニングを無安打無失点に抑えて来日2ホールド目を挙げた。リリーフ陣強化のため6月末に加入した2メートル右腕は9月20日に一軍初昇格し、6試合で計7回1/3を1失点で防御率1・23。畝投手コーチも「球が高めに浮いても低めに修正できているし、ツーシームがしっかり動いている」と話すなど、ここへきて首脳陣の評価も上がっている。

 まだ一軍昇格から日が浅く、周囲も“様子見”の段階ながら、ヘルウェグには頼もしいアイテムもある。球団から支給され、しばしばマツダスタジアムへの通勤時に利用している自転車だ。かつての守護神サファテ(現ソフトバンク)が使用したもので、ともに過ごす時間の長い松長通訳は「あの自転車は僕にとってもレガシー(遺産)というか、とても大事なもの。かつてどんな選手が乗っていたのか、そのころのチームはどんな状況だったのかということを伝えられるし、会話が弾むんです」と言う。いわばコミュニケーションツールになっており、ヘルウェグも「今は気候もいいし、乗り心地もいい」と気に入っている。

 勝ちパターンの8回を託されたのは、この日が初めて。17日に開幕するCSファイナルステージから始まるポストシーズンでの起用法も確定していないが、ヘルウェグは「与えられたところで役割を果たしたい」と意気込んでいる。