オリックスが狙う台湾の強打者・王柏融獲得に“足かせ”の特別ルール導入か

2018年09月29日 13時00分

昨年2月の侍Jとの試合では則本(楽天)から本塁打を放っている王柏融

 福良監督の辞任が決まったオリックスは来季に向けた補強準備を進めている。熱視線を送っているのは台湾・ラミゴの強打者、王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)。今年2度も台湾へ視察に出向くなど積極姿勢を見せている。球団関係者は「アベレージヒッターで走塁もうまい。台湾であれだけの打者は珍しい。本人も日本でのプレーを希望しているし、CPBL(中華職業棒球大連盟)も日本でプレーさせたがっている」と話す。

 王柏融は2年連続打率4割に加え、昨季は3冠王にも輝いた。今季も打率3割4分7厘、14本塁打、77打点(28日現在)と好調をキープ。オリックスは昨オフから調査を進めており、チーム打率12球団中11位と苦しむ打線の起爆剤になれる逸材に違いない。

 ただ「阪神、巨人、ソフトバンク、日本ハム…うちも含めて7球団が視察しているのでどうなるかはわからない」(同)と争奪戦も予想される。そこで王柏融用“特別ルール”が適用される方向だという。パ・リーグのあるスカウトは「NPBとCPBL、それに王柏融の代理人との間で、希望球団による入札制にしようという話になっている。最低の入札額を決めるようだ。前例がないことで、これがルールになるわけでもないので、今回だけのこと。日米間ほどの高額にはならないと思う」と見ている。

 いわば“日台ポスティングシステム”だが、一方で上限がないとなると「結局は青天井になるんじゃないか」との見方もある。マネーゲームはやらない方針のオリックスにはなんとも悩ましいところ。果たして本腰を入れるか…。