オリ小谷野が引退発表「松坂のユーモアでスッキリした」

2018年09月27日 21時25分

会見で涙を流した小谷野

 オリックス・小谷野栄一内野手(37)が27日、現役引退を発表した。京セラドーム内で会見した小谷野は涙をこらえながら、すっきりとした表情を見せた。

 6月下旬に登録を抹消されたあたりから引退を考え始め「心と体のバランスが違うようになってきた。努力すればするほど、よりズレが大きくなった」と説明。福良監督への感謝の思いは強く「病気のこともあったし、一番大変なときに一番近くで見守ってくれた人。ああいう人になりたい。福良さんと出会ってなかったら、こんなに野球をやれていなかった。胴上げできなくて悔しい」と悔やんだ。

 2003年にドラフト5位で日本ハムに入団し、15年からオリックスに移籍。「松坂世代」の一人として球界をけん引し、チーム内でも精神的な支柱となってきたが、プロ16年目の今季は故障に苦しみ69試合で打率2割1分、1本塁打、17打点と振るわなかった。

「松坂世代と言われることに対して誇りは持っている」と笑顔。中日・松坂に昨日、電話を入れ「引退するわ」と伝えると、笑いながら「(対戦で)ヒット打ってないじゃん」と言われたという。「クソ!と思ったけど、超一流の選手はユーモアがあって、なごませてくれる。心遣いというかマツ(松坂)がそう言ってくれてスッキリした。彼がトップを走り続けてくれたから目標を失わずにやってこれた。一番かっこいいと思うのは彼。ありがとう」と感謝した。

 今後については「野球にかかわれる仕事をしたい」と指導者への道に興味を示した。10月5日の最終戦で引退セレモニーが行われる。