27日に引退報告会見を行った西武・松井稼頭央外野手(42)は会見の中で盟友であった中日・松坂大輔投手(38)との対戦についても言及した。

 松坂が1999年の入団から松井がメッツへFA移籍するまでの4年間チームメートだった西武の“投のレジェンド”について、松井は「僕がライオンズにいる時は対戦しなくてよかったなと思ってるんですけど、やっぱり松坂大輔…」と印象に残る対戦相手としてあえてその名前を挙げた。

 松坂の入団から弟のようにかわいがり「大輔」、「稼頭央さん」と投手、野手の垣根を越えて在籍中は常に一緒。松坂がレッドソックスに移籍することになる2006年オフ、ポスティング交渉の際には渡米して真っ先に向かったのが当時、ロサンゼルスにあった松井の自宅だった。

 松井は「大輔とはアメリカにいる時も(ロッキーズ時代のワールドシリーズで)対戦することができましたし、(今年の)オープン戦でも対戦することができた。同じチームで一緒にやっていたという気持ちの中、ここで対戦できるのかという思いがあり非常に楽しみにしていた」と2人だけにしか分からない境地に触れていた。