ソフトB 吉か凶か…工藤監督が下した「究極の選択」

2018年09月26日 16時30分

“微妙な空気”を察してか、デスパイネ(左)は走塁でもハッスル

 この勝負手は吉と出るのか――。奇跡の逆転Vにかけるソフトバンクが25日のオリックス戦(京セラドーム)を8―5で制して7連勝。天王山となる27日からの首位西武との直接対決3連戦(メットライフドーム)に向けて弾みをつけた。

 ここへきて工藤公康監督(55)は「究極の選択をしないといけない時が来る。頭があと2つくらいあればいいんだけど。結論が出ないものを考えないといけない」と漏らすなど頭を抱える日々が続いていた。悩みの種は助っ人勢のやりくり。西武戦の初戦は9月に入って14イニング無失点ながら現在は出場選手登録を抹消中のバンデンハークが先発予定で、登板日に登録する。そうなると、現在一軍にいる4助っ人のうち、誰かを抹消しなければならない。

 いまや先発枠の一角を担うミランダは外せず、選択肢は中継ぎ左腕のモイネロか、野手のデスパイネかグラシアル。工藤政権下では「野手1人・投手3人」が外国人枠の基本線で、二軍での復帰戦で一発を放ったデスパイネの昇格が、柳田が頭部に打球を受けてから4戦目となったのも、投手を薄くするリスクとの兼ね合いからだった。

 そんな“微妙な空気”を察したのか、この日はデスパイネが3安打3打点で三塁打が出ればサイクル安打という大暴れ。グラシアルも4試合ぶりのマルチ安打と気を吐いた。試合後に工藤監督が下した決断は、2番手で3回1失点と力投したモイネロの抹消だった。

 負けられないソフトバンクは残り12連戦。ロングリリーフもいけるモイネロは貴重な存在で、首脳陣からも「西武だけじゃなく(6試合も残す)ロッテにも左打者が多いし、必要な選手」との声が出ていた。指揮官の決断が正解だったかどうかは結果で示される。