西武9連勝でM6でも浮かれられない8年前の悪夢

2018年09月25日 16時30分

 西武が24日の楽天戦(楽天生命パーク)に4―3で逆転勝ちし、優勝へのマジックを「6」とした。

 浅村、山川、栗山の和製クリーンアップ3連発におかわりの27号決勝ソロ。効果的な4発で怒とうの9連勝としたものの、辻監督にはじける笑顔はなかった。

「(中村に本塁打の)予感はあった。ソフトバンクが勝っているのは分かっていたし、ウチは負けられないからね。向こうも地力がある。ウチは一戦必勝でやるしかない」(辻監督)

 順調にマジックが減っているとはいえ、宿敵・ホークスも6連勝。西武から見て「残り10試合でのマジック6」は決して余裕のある数字ではなく、むしろ「残り7試合でマジック4」からのV逸を喫した2010年の悪夢を想起させる不吉な数字ですらある。

 その悪夢を経験しているこの日のヒーロー・中村は「自分のエラーから失点していますし、何とかしたかった。甘く入ってきた球を一発で仕留められてよかった」と“失策帳消し弾”を振り返りながら「目の前の1試合に集中して勝てるよう努力します」とお立ち台で2度繰り返した。

「勝ち切るまで安心してはいけない」の教えは8年前の悪夢を知らない後輩にも受け継がれており、5年目の岡田は「もともと僕らはソフトバンク戦は2つと考えていた。前回(15~17日)はいい勝ち方で3つ取れましたけど、次のソフトバンクは死ぬ気で来ると思う。だから、まだ終わったと思わないですよ」と27日からの対ホークス“第2天王山”に気を引き締める。

 残り10試合のうちソフトバンク、日本ハム戦が4試合ずつ。西武に隙を見せている余裕は1ミリもない。