ソフトBを3タテ!M11点灯の西武 10年ぶりVへ見せた栗山&中村「同期の絆」

2018年09月18日 16時30分

ファンの声援に応える栗山(左)と中村

 西武が17日のソフトバンク戦(メットライフ)に8―1で快勝し、待望の優勝マジック「11」を点灯させた。この日の立役者は7号満塁弾の栗山巧外野手(35)と、26号3ランの中村剛也内野手(35)のベテラン同期コンビ。ソフトバンクと3・5差で迎えた今回の天王山に3連勝し、いよいよ目指す10年ぶりの優勝が見えてきた。

 まずは初回、栗山がミランダから先制のグランドスラムをバックスクリーンに叩き込んだ。「偶然にしては出来過ぎ。センター方向に強い打球をという理想の打球でしたね」(栗山)と、内角低め速球をきれいなセンター返しで4点を先取した。

 そして4―1で迎えた7回、中村がダメ押しの26号3ラン。背番号60は「いいところで打てた。その前のチャンスを2回潰してるんでね。こないだ福岡で3連敗したので、何とかやり返せてよかった」と宿敵にきっちり“お返し”できたことを喜んだ。

 同じ35歳の2人は西武の指名選手が4人しかいなかった2001年ドラフトの2位と4位。栗山は「担当スカウトが一緒だったので、入団発表のため上京する新幹線が一緒でした。ボクとおかわりと両家の家族で所沢に来たことを覚えてます」と不安と期待が入り交じった17年前の入団時を振り返る。

 入団4年目の05年から互いに一軍出場が増え始め、25歳を迎えた08年の前回優勝時には主力の2番打者と6番打者として日本一に貢献。しかし、レギュラーに定着してプロ野球選手として一番いい時期となるハズだったその後の9年間は屈辱の連続だった。優勝マジック3からホークスにまくられた10年を筆頭に優勝とは無縁のシーズンが続き、ホークス5度、日本ハム3度、楽天1度の胴上げを目の前や映像で見せられてきた。

 気づけば夢を抱き同じ新幹線で上京してきた2人の高校生は「ベテラン」と呼ばれる年齢に差し掛かってきた。両者はお立ち台の上で「(マジック点灯は)僕らもあんまり知らないけど…勢い、集中してやれているので、ファンの皆さんと一緒に熱くやっていきたい」(栗山)、「ええ~。特にないすけど、まあ栗山はやってくれますし、僕もそれに負けないよう頑張ります」(中村)と照れくさそうに、誰よりも熱望している優勝への思いを語った。