天王山西武戦へ! ソフトB千賀“大一番に弱い”イメージ払拭だ

2018年09月14日 16時30分

本紙記者の直撃に胸中を明かした千賀(右)

 最大11・5ゲーム差からの逆転優勝を目指す2位・ソフトバンクは、15日から敵地(メットライフ)で首位・西武と直接対決3連戦に臨む。8月から鬼気迫る勢いで追い上げ、13日時点のゲーム差は3。今カードは、獅子の尻尾をつかんで迎える「天王山」だ。

 獅子降ろしのキーマンは、初戦の先発を託される千賀滉大投手(25)。8月4戦全勝で月間MVPを獲得した右腕は、8月17日のオリックス戦で完封勝利を収めると、チームはそこから今季最多の9連勝。8月11日時点で11・5あったゲーム差はあっという間に縮まり、逆転Vの機運が高まっている。

 ペナントレースを占う運命の一戦を前に、その千賀が高ぶる気持ちを本紙に激白した。「今度の西武戦は絶対に負けられない」。そう強く言いきるのには訳がある。

「僕は『節目の試合』で勝ったことがないんです。いつも負けているイメージしかない。だから、そういうゲームで勝ちたいんです」

 そう自虐的に語る千賀には、忘れられない試合がある。屈辱の大逆転V逸を喫した2016年、9月21日の日本ハム戦だ。ゲーム差なしで迎えた天王山初戦に先発。大谷(現エンゼルス)と投げ合い6回2失点ながら、1―2の投手戦に敗れた。「負けられない戦い」で勝てなかった悔しさが強く残っている。

 それだけに「今度こそ」の思いが強い。「次の西武戦は(状況的に16年の)『9・21』っぽいなと思ってるんです。だから、自分の中でスイッチが入ると思う」。プロ8年目で迎える大一番は、野球人生のハイライトになるかもしれない。「開幕投手を任されたシーズン。負けられない試合で投げられるのは、すごく楽しみ」と腕をぶす。

 一世一代の投球を誓った千賀。「大一番に弱い」という負のイメージを払拭できるか。