若さ出たソフトB千賀“プロ初本塁打被弾病”

2018年09月08日 13時00分

山足に3ランを浴びた千賀

 ソフトバンクが7日のオリックス戦(ヤフオクドーム)に1―3で敗戦。首位・西武とのゲーム差が5に広がった。

 先発した千賀滉大(25)が1球に泣いた。3回に自らのバント処理のミスなどからピンチを招くと、一軍再昇格したばかりのルーキー・山足にプロ初本塁打となる3ランを被弾した。8月は4戦全勝でチームの快進撃をけん引。この日も8回を5安打に抑えたが、痛恨の一発に「大事な試合で本当に情けない。あれは失投です」と肩を落とした。育成選手出身のシンデレラボーイでもある千賀の未完成な若さが出た。トータルで見ても被本塁打数が特別多いわけではない。

 しかし、圧倒的なボールを持ちながらもプロ初本塁打を許すケースも目立ってもいる。昨季も自ら言及したことがあったが日本ハム・松本、オリックス・若月に一発を献上。今季もこれで交流戦でのDeNA・佐野に続き2本目となった。

 育成時代から成長を見守る倉野投手統括コーチはこう話した。「決して抜いているわけではないが、持っている力やチームからの期待を考えれば物足りないとなってしまう。今は悔いの残る球は一球たりとも投げてはいけない時期。そういう話もしてはいた。僕自身は超一流ではないが、そういう選手を何人か見てきて千賀は力でいえばまったく遜色ない。だからこそ、さらに上を目指してほしいし、厳しい言い方にもなりますが…」

 8月以降の11・5差をひっくり返せば史上初のミラクルVとなる。工藤監督は「この負けを受け止めて、明日やり返すという強い気持ちを持つことが大事」と前を向いたが、頼みの大黒柱で痛い星を落とした。