まさに弱り目にたたり目だ。6日の阪神戦(マツダ)に先発した広島・岡田は4回まで1失点ながら4安打3四球と乱調。そして迎えた5回に6連打を含む7安打で5点を追加された直後に“事件”が起きた。

 酒に酔った男性が一塁側カメラマン席の屋根に上がって「岡田を降ろしてやれよ!」などと叫び、試合は一時中断。男は警備員に連れ出され、その後に所轄の広島南警察署に威力業務妨害の疑いで逮捕された。岡田は気を取り直して5回を投げきったものの、6敗目を喫した。旧広島市民球場時代の1990年5月12日の巨人戦では試合中に“クモ男”がバックネットをよじ登り、話題となったことがあったが、関係者によるとマツダでのこの手の乱入は初。2戦合計24失点で阪神に連敗を喫したカープにとっては踏んだり蹴ったりの事態となった。