今季限りでの現役引退を表明した広島の新井貴浩内野手(41)は、自身の野球人生を「出会いに恵まれた、運のいい選手だったと思う」と振り返る。だからこそお世話になった人たちには自分の口から決意を伝えた。OBの黒田博樹氏(43)には「ホンマか? まだできるだろ」と驚かれながらも最後には「おまえの決めたことだから、おまえらしく(最後まで)頑張れ」と励まされ「一番迷惑をかけた監督」と話す山本浩二氏(71)には「よく頑張ったな。最高の引き際じゃないか」とたたえられたという。ただ、愛息には「なんで?」と問われ「やめてほしくなさそうな表情」をされたそうだ。