“炎の護摩行”で知られる鹿児島・最福寺の池口恵観法主(81)が5日、今季限りでの引退を表明した教え子の広島・新井貴浩内野手(41)をほめたたえた。

「本人からの電話で知りました。本当によく頑張ったと思う。人間的にも素晴らしい男。修行でも途中で諦めることなく最後まで努力した。最近は若い人を育てたいという気持ちが強かったように思えた。引退しても野球界に携わって後輩を育ててほしい。ユニホームを脱いでもまた(炎の)護摩行に来るでしょうから今から会うのが楽しみです」

 新井とは14年間も護摩行を続けている師弟関係だけに感慨げだった。