“オッサン頼み”の阪神 ブレーク若手は出てくるのか…

2018年09月05日 16時30分

金本監督の悩みの種は…

 阪神が延長戦の末、広島に4―5のサヨナラ負けを喫した。8回に1点リードを守れず同点にされると、最後は守護神・ドリスが引き分け目前の延長12回に失点。金本知憲監督(50)は「ちょっと雑というか…。転がせば1点という場面もあったから。経験でしょうね。真っすぐを打つ力の差が出たのかな…」と相手を上回る12安打を放ちながらも4点止まりに終わった拙攻を嘆いた。

 約4か月ぶりのマツダスタジアムで痛恨の逆転負けとなったが、チーム内からは「今年はブレークした選手がいないまま終わってしまうのではないか…」と心配の声が上がっている。

 野間、西川ら若手が順調に頭角を現している広島に対し、阪神は若手の伸び悩みが深刻。この日も唯一の適時打は37歳の糸井で、先発として7回3失点と力投したのも37歳のメッセンジャーと実績あるベテラン勢が頼みの綱というのが現状だ。

 昨季は桑原が最優秀中継ぎのタイトルを獲得し、金本監督がフロントに「出してやってくれ」と異例の大幅昇給を直談判するほどの働きぶり。一昨年は原口がシーズン途中に育成から這い上がりブレークするなど、ここ2年はV逸したなかでも名前を売った選手がいた。しかし、今季はここまで指揮官が直々に昇給を願い出るほどの選手はいない。

 それだけに周囲は「優勝を逃した上にブレークした選手も皆無となれば印象は悪い。若手も頑張ってはいるが、そこまでの印象度はない。糸原や北條、望月らには残りの試合で絶大なインパクトを残してほしいけど…」(球団関係者)。

 どうにかAクラスだけは死守したい阪神。“ブレーク男”の出現も待たれるところだ。