斎藤コーチに強まる風当たり…巨人投手陣に内部調査の動き

2018年09月03日 16時30分

マウンドで声をかける斎藤投手コーチ(左)

 何点取ればG党は安心できるのか…。2日の中日戦(ナゴヤドーム)は打線が相手先発の松坂を早々にノックアウト。計17安打の猛攻を浴びせ、13―9で乱打戦を制した。とはいえ一時は大量10点リードを奪いながら終盤猛追を許す展開に、高橋由伸監督(43)は渋い顔。パニックが収まらない投手陣には身内からも厳しい声が飛んでいる。

 序盤で勝負を決めたはずだった。初回、主砲・岡本が松坂から2戦連発となる28号3ランを放って幸先良く先制。2回も重信にプロ1号ソロが飛び出すなど、5安打を集中して4点を加え、松坂をKOした。攻撃陣はなお手を緩めず、6回までにスコアは12―2。だが今の巨人はこのまますんなり終われない。

 先発の今村が8回に突如崩れる。3連打で2点を失うと、なおも安打と四球で無死満塁。ここでベンチは慌てて中川にスイッチするも、アルモンテに走者一掃の二塁打を浴びると、福田にも適時打を許し、このイニングだけで一挙6点を献上。4点差まで詰め寄られてしまった。

 攻撃陣は9回にも1点を加えて5点差と突き放したが、9回を任されたアダメスもシャキッとしない。2安打を浴びて4試合連続の失点を記録しながら抑えたが、これでは素直に勝利を喜べない。由伸監督は打者の働きをたたえつつ、8回途中7失点の今村に対しては「隙を見せたわけではないでしょうが、結果がそうなのでしっかりしてもらわないといけない」と苦言。村田ヘッド兼バッテリーコーチも「バタついてしまったな。すんなり勝たないとアカン試合やろう。(今村は)あれだけ点をもろうてなあ。8回ぐらいは投げてくれんと困るよ」とおかんむりだった。

 この日も3安打4打点の岡本を筆頭に若手の台頭著しい野手陣に比べ、投手陣の芽は伸び悩みが目立つ。終盤失速した今村に「文句もつけたくなるよ」とボヤいた斎藤投手総合コーチへの風当たりも強まっている。

「球団上層部の不満も今は投手陣に集中しています。先日、山口オーナーが『駒不足』と話したのもその一端ですよ。期待の中川や谷岡らが伸びないことに、投手管理を一任されている斎藤さんは相当焦っているはずです」(読売関係者)

 チーム防御率は3点台をギリギリ保っているが、接戦の勝敗に直結するブルペン陣は総崩れ。やむにやまれず山口俊を先発から配置転換し、次カードのDeNA戦から新守護神として投入することを決めた。だが選手間からは「リリーフを軽視しすぎ。手を打つのが遅い」と厳しい声も上がる。

 気になるのは投手の起用理由やミーティング内容、試合中のブルペン指示、責任の所在を内部調査する動きが見え始めていること。ペナントレースは続いているが、巨人にはもう秋風が吹いている。