サヨナラ打の西武・山川「バットに念を込めていました」

2018年08月29日 22時44分

サヨナラ打を放った西武の山川
サヨナラ打を放った西武の山川

 西武の悩める4番・山川穂高内野手(26)が29日の楽天戦(大宮)で、復調のキッカケとなるサヨナラ打を放った。チームは2連勝で貯金を22とし、2位・ソフトバンクとのゲーム差6をキープした。

 2点を追う9回、前日(28日)から2番に入っている秋山の2点適時打で同点。前日に逆転3ランを放った浅村が倒れ、二死一塁でここまで2四球、2三振の山川が第5打席を迎えた。

 試合後、辻監督は「攻撃の時、ベンチを見たらアグー(山川)がずっとバットを持って下を向いて祈るような感じでいた。フリー打撃の感じもよかったんでね」。サヨナラのにおいはすでにあった。

 楽天4番手・ハーマンに対し2球連続の渾身のスイングはいずれも空振り。しかし、3球目に一塁走者・秋山が二盗に成功する。山川は「バットに当てさえすれば何かが起こる」と、外角スライダーを逆らわずにコンタクトし、打球は右中間を真っ二つ。二塁走者・秋山が生還し、一塁を回った山川に歓喜のボトルシャワーの雨が浴びせられた。 

 ソフトバンク3連戦では13打数無安打(4三振)。この楽天2連戦でようやく7打数2安打(3三振)1打点と復調の兆しが見えてきたスラッガーは「あの展開になって、絶対に自分に回ってくると思ってバットに念を込めていました。最近感じがよくなかったんで気持ちの整理ですよね。最後の打席にどういった気持ちで入ろうかという」と、指揮官が目撃したベンチでの“儀式”を振り返った。

 大仕事をやってのけた4番は「初球、2球目とあれだけ振って当たらなかった。どうにかするって感じでした。高めより低めを打とうと思いました。(最近)ふがいなさはありました。浅村さんが打ってボクが続いてこそなのに、ボクが(流れを)止めちゃってたんで。逆転する試合はたくさんやってきたんで、どうすればいいかは分かっている。それができるかできないかが、勝敗につながってくる」と話した。