巨人は28日の広島戦(東京ドーム)で、今季ワーストの19安打を浴びて5―10と惨敗した。

 9点ビハインドの9回、岡本の3戦連発となる26号ソロなどで4点を返すも時すでに遅し。先発・内海が3回途中10安打8失点でKOされ、2番手以降の野上ら5投手全員が被安打を記録した。

 攻守で精彩を欠く展開に、試合後の由伸監督は「序盤でああいう展開になってしまったので、3回以降、何とか1点でも2点でも取らないと。終盤でエラーで2点入った。しっかり守らないと」と嘆き節だった。

 通算100敗(133勝)となった内海は「チームに申し訳ない気持ちです…。相手よりも自分が悪かった」と責任を背負い込んだが、バッテリーミスも響いた。

 1―3の3回無死一、三塁の場面で先発マスクをかぶった大城が、空振りを奪ったワンバウンド投球を止められず、4点目を献上(記録は内海の暴投)。村田ヘッド兼バッテリーコーチは「あれは大城のパスボールやな。大城を使ってるのが悪いんやけどな」と口をとがらせ、猛打に加えて4盗塁を許した新人捕手は「先頭打者を意識したが、多く出塁された。4点目は自分のパスボールだったので申し訳ない」と反省しきりだった。