巨人・岡本 “見えない恐怖”克服で球団史上5人目の22歳以下25発

2018年08月28日 16時30分

背番号と同じ25本塁打に到達した岡本

 巨人の岡本和真内野手(22)が一流打者への階段を駆け上がっている。もはやチームに欠かせぬ不動の4番となったが、好調をキープする裏では意外な“ジンクス”とも戦っていた。

 岡本は26日の阪神戦(東京ドーム)で、2戦連続となる一発で25本に到達。打率も3割6厘とハイアベレージを保ち、78打点を挙げてしっかりと得点源として機能し続けている。球団では22歳以下で25発以上をマークしたのは王貞治、長嶋茂雄、松井秀喜、坂本勇に次いで5人目。高卒4年目でここまで全試合スタメン出場を果たすタフネスぶりも際立っている。

 目覚ましい活躍を続ける新主砲だが、実は本人は“見えない恐怖”とも戦っていた。6月26日から7月5日まで32打席連続無安打。時同じくして正二塁手の座を手中にした吉川尚が不振でスタメン落ち(6月27日~7月7日)していた。岡本は「打てなかった時、(吉川)尚輝さんはベンチだったんですよね。やっぱり、尚輝さんが打ったら、僕も『よし、打ったろ』ってどこかで思っていました」と不思議な因果関係を認めていた。

 その良き相棒は再びスタメン復帰したが、アクシデントに見舞われる。今月1日のDeNA戦(横浜)で左手を骨折。吉川尚はベンチどころか、リハビリのため球場からも姿を消した。当時、岡本は「やべえっす…。打てなくなるかもしれないっす」と嫌な過去が脳裏をかすめながらも、同じ失敗は繰り返さなかった。吉川尚が登録抹消となった2日以降の22試合でも打率3割1分3厘(80打数25安打)、6本塁打、18打点と、むしろアベレージを上げている。

 もはや“尚輝ロス”もすっかり乗り越えた感のある岡本。137安打はリーグ3位でトップのビシエド(中日)まで5本差と、最多安打のタイトルにも期待がかかる。背番号25から今後も目が離せない。