中日・藤嶋 ビッグ4へのハンパない反骨心

2018年08月27日 16時30分

ウイニングボールを手に、ファンにあいさつする藤嶋(手前)

 中日・藤嶋健人投手(20)が26日の広島戦(マツダ)に先発し、7回を6安打1失点にまとめて今季2勝目(1敗)を挙げ、チームは最下位を脱出した。毎回のように走者を背負いながらも粘りの投球を発揮し「要所で低めに投げられたのが良かった」と振り返ったが、好投の陰には「高校ビッグ4」と称された同級生への猛烈な対抗意識があった。

 この日は同じ高卒2年目・高橋昂との投げ合いとなり「昂也より長くマウンドに立つんだという強い気持ちで投げた」。ともに甲子園を沸かせた盟友ながら、高橋昂(ドラフト2位指名)はいずれも同1位指名の藤平(楽天)、寺島(ヤクルト)、今井(西武)と「ビッグ4」を形成。対して藤嶋は愛知・東邦で二刀流として鳴らしたものの、スカウト陣は野手で評価するところがほとんどで中日入りもドラフト5位だった。

 それだけにチーム関係者は「藤嶋のビッグ4に対する反骨心は半端ないよ。自分の希望通りに投手をやらせてもらっている中日で、何としても優等生だったライバルたちに一泡吹かせようと必死になっている」という。

 高橋昂は2回途中で6失点KOされたが、藤嶋は「投手の能力はあっちの方が格段に上。(U―18の)ジャパンでもレベルの違いを痛感して悔しかった。まだ1回勝っただけでは足りない。これからも投げ合ったら全部勝ちたい」と、どこまでも貪欲だ。

 森監督は「ああやって粘ればみんな勝てる。なんかあるんだろうなアイツは」と最敬礼。ライバルへの劣等感を力に変えた藤嶋の逆襲は始まったばかりだ。

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