西武は26日のソフトバンク戦(ヤフオク)に延長12回の末、増田がグラシアルに4号満塁弾を浴びて8―12とサヨナラ負けを喫して、6月12日以来の3連敗。最大11・5あったソフトバンクとのゲーム差は5に縮まった。

 一時は6点差を追いついた死闘を振り返った辻監督は「ホームランはそう簡単に打たれるものじゃない。打った方がすごい」と悪夢のシーンを回想。2年ぶりの一軍登板で6回6失点の先発・郭については「四球が絡んでから(の本塁打)だったけど、その後のピッチングがよかった。そういうところを次に生かしてくれたらいい」と話した。

 ホークスといえば、8年前の2010年シーズンに優勝マジック4から3連敗を喫し、勝率2厘差でリーグ優勝をさらわれた因縁の相手。この劇的3連勝で一気に形勢が変わってきそうな気配が漂う。

 指揮官は「(序盤の6点差を)よう追いついたよ。また気持ちを入れ替えてやります」と前を向いたが、ペナントはここからが正念場。悲願の10年ぶりVへ残り31試合、逃げ切ることはできるか。