プロ初セーブ 中日・佐藤優の“知ったこっちゃねー精神”

2018年08月25日 16時30分

笠原祥太郎(右)にウイニングボールを手渡す佐藤優

 中日が24日の広島戦(マツダ)に5―3と継投で逃げ切り、2連勝を飾った。前夜のヤクルト戦で7点ビハインドからサヨナラ勝ちを収めた絶好調の赤ヘル打線を相手に、守護神候補の“最後の砦”である佐藤優(25)が仁王立ちした。

 2点リードの9回に4番手で登板すると、1安打無失点に抑えてプロ初セーブをマークし「あまり(調子は)良くなかったけど、割り切っていくことができた。これを自信にしていきたい」と胸を張る。

 田島、鈴木博、R・マルティネスらが二軍調整中で守護神不在の危機的な状況を救った形だが、失敗から佐藤は生まれ変わった。

 21日の阪神戦で抑えを任された際は1本塁打、3四死球を与えて二死満塁で降板し、岩瀬の助けを借りた。

 帰宅後、へこみにへこんだという佐藤は「反省するとこは反省して頭整理して切り替えた」といい、そこで導き出したのは“知ったこっちゃねー”だった。

 すると23日の阪神戦では同点の9回に登板し、三者凡退できっちり仕留めて、直後のサヨナラ勝ちで勝ち投手に。チーム関係者は「今の佐藤は『俺を抑えになんか使う方が悪い、打たれても知ったこっちゃねー』と思いながら投げるほど割り切っているんだよ。精神的に相当強くなった。あの佐藤がそこまで吹っ切って投げられるようになったのはすごいこと」と目を細める。

 男性だったことをカミングアウトしたモデルでタレントの佐藤かよとしぐさが似ていることから、チーム内では「かよちゃん」と呼ばれてきたが、今の投球スタイルからは“竜のかよちゃん”はもう卒業したと言っていいほどニュー佐藤はたくましくなった。