ソフトバンク グラシアルは超マジメダンディー

2018年08月23日 16時30分

帽子を取って声援に応えるグラシアル

 ソフトバンクが22日の日本ハム戦(東京ドーム)に9―6で逆転勝ち。5連勝で2位との差を0・5と縮めた。ヒーローはジュリスベル・グラシアル内野手(32)だ。

 初回に左翼席へ2戦連発となる先制2号3ランを放てば、1点を追う9回には左翼へ逆転3号2ラン。チームを救った助っ人は試合後「自分のバッティングができて良かった」と淡々とコメントした。

 内川、デスパイネが離脱する苦しいチーム状況の中、緊急昇格を果たすと計5試合で23打数9安打、3本塁打8打点。チームもグラシアルの一軍合流から負けなしで白星街道を突っ走っている。

 それでも当人は「自分が、どうこうよりも皆が一緒になって勝っているのがうれしい」と表情を変えることなく謙虚な言葉に終始。常にポーカーフェースを貫くキューバ出身の助っ人は、チーム内から「ダンディズムの漂う超マジメ人間」と評され、愛されキャラになっている。

「とにかく寡黙な男で一軍合流後も柳田や松田宣、中村晃、上林、今宮ら主力の練習を食い入るように見つめ、彼らのいい部分をすべて吸収しようと心がけている。普段は無表情でも時々『フフフッ』とニヒルな笑みを浮かべるのがチャームポイント。本当にいいタイミングで上がってきてくれた」(チーム関係者)

 ちなみに東京ドームは昨年のWBCでキューバ代表として侍ジャパンのエース・菅野(巨人)から本塁打を放ったゲンのいい場所。だがグラシアルは「そういう思いは特にない。チームが勝てることだけを考えている」と、どこまでも控えめだ。工藤監督からも「よく集中してくれた」と激賞されたキューバの大砲がシーズン佳境で大暴れしそうだ。