阪神投手不足も…遠山奨志氏「本人のためにも藤浪は今季もう一軍で投げさせるな」

2018年08月21日 16時30分

 一進一退が続く阪神・金本知憲監督(50)が20日、不足する投手陣の“窮状”を訴えた。

 目下、借金4でシ烈な2位争いを展開しながらも、逆転Vもあきらめてはいないが、指揮官は「シーズン当初はあれだけ候補がいたのに今はいない。投手はナンボおってもいいとはこのことかな。2週連続で馬場、岩田と炎上するし、毎年毎年、投手が足りなくなる」と苦渋の表情。それも無理はない。先発で頼りになるのはメッセンジャーぐらいで、秋山も2か月白星がない状況。期待の2年目の才木も3連敗中とチームの勢いを止めている。

 26日の巨人戦などは先発が決まっていない状況で二軍から今季一軍未昇格の青柳、ソフトバンクからトレードで獲得した飯田を抜てきする方向だが、心もとないのは言うまでもない。そんな中、やはり復活が待たれるのは不振で二軍調整中の藤浪晋太郎(24)だ。突然、制球難に陥る悪癖はいまだに解消されず今季は2勝止まり。21日のウエスタン・広島戦(倉敷)で先発する予定で、近日中の昇格も検討されるが、チーム内では「今年はもう上で投げさせない方が、復活の近道にならないか」と今季よりも来季を見据えた声が日増しに強まっている。

 藤浪はもう今季投げさせないという“荒療治”…。阪神OBで本紙評論家の遠山奨志氏も「今まで何度も裏切られている現状を考えればその方がいい。一度自分をイチからバラバラにして見つめ直し、来季に照準を絞る方がチームのためにも藤浪のためにもなると思う。もはや二軍戦で兆しが見えたからではダメ。また上で結果が出ないと藤浪はさらに悪い方にいく。藤浪に振り回されるより、元気な若手を中心にいった方がいい」と言い切った。

 雨天中止の試合が続出し9月は例年以上の過密日程が待っている。本来なら“悩める右腕”の奇跡的な活躍もアテにしたいところだが、金本監督ら首脳陣がどう裁くか、注目だ。