巨人に衝撃データ…マツダよりもひどかった神宮でのチーム防御率

2018年08月15日 16時30分

9回、サヨナラ打を浴び、肩を落としてベンチに戻るアダメス

 元祖鬼門が復活か。巨人が14日のヤクルト戦(神宮)に5―6で逆転サヨナラ負け。借金3の3位に後退した。打線が4点ビハインドの8回に5点を奪って一時は逆転に成功したものの、抑えのアダメスが1点リードを守り切れず、川端に痛恨の逆転サヨナラ打を浴びた。対ヤクルト戦績は9勝9敗のタイとなったが、神宮では2勝4敗。なかでも投手成績が散々な炎上模様となっている。

 序盤から苦しい展開となった。先発・内海は初回にあっさり先制点を献上すると、4回にはバレンティンに2ランを被弾。投手の小川にも適時打を許すなど最後まで踏ん張りきれず、6回途中11安打4失点で降板した。

 ただ敗色ムード濃厚の8回に突如、打線が爆発。阿部のラッキーな3点適時二塁打も含め7安打を集中して5点を奪い、一気に試合をひっくり返した。だが、巨人の勢いもここまで。守護神を任されるアダメスが一死満塁の危機を招き、最後は川端に右翼頭上を抜かれて勝負が決した。

 由伸監督は「本当はもっと早い回から攻撃できれば一番だったが、ひっくり返してくれたことはよかった」と打線に一定の評価を与えつつ、背信の投手陣については「今いる投手でやるしかない」と語り、ツバメ党の歓声がはじける中を足早に引き揚げた。

 斎藤投手総合コーチは内海について「(小川の適時打による)最後の1点が余計だったね」と話し、誤算のアダメスについては「もともと制球がいいほうじゃないから」。9回一死二、三塁から申告敬遠で満塁策の判断も「見ての通り」と多くは語らなかった。

「ここでは打ち勝たないといけない」。試合前、チームスタッフが話していたことが現実となった。神宮での今季6試合(2勝4敗)での、巨人のチーム防御率は6・88。実はこの数字は1勝9敗と1年間勝てなかった“鬼門”マツダスタジアムよりひどい。ただしチーム打率は2割8分を超え、6戦30得点と打線は打っている。つまりは、敵地の対広島と同じで、神宮では投手が打たれすぎなのだ。

 以前から神宮には拒否反応を示す選手が多く、巨人にとってはマツダ以前からの鬼門。この日先発した内海も10年9月以来、8年間白星がない。神宮での対ヤクルトは残り3戦。CSを見据えても、対策は急務だが…。