ソフトB工藤監督が奇跡の逆転Vへ“夜の歩み寄り宴”

2018年08月15日 16時30分

ナインをねぎらう工藤監督(右)

 なりふり構ってはいられないということか。ソフトバンクの工藤公康監督(55)が“奇跡の大逆転V”に向けて、精力的に動き回っている。

 14日の楽天戦(ヤフオクドーム)に2―1で競り勝ち、19日ぶりの貯金生活に突入したものの、首位西武とは10・5ゲーム差。依然として厳しい状況に置かれていることに変わりはないが、昨年の王者として手をこまねいているわけにはいかない。「一番上を目指してみんなで戦っている」と言ってはばからない指揮官は、球宴明けからそのための行動に出ているという。

 代表例が選手を世代やポジションごとにグループ分けし、札幌ドームでの日本ハム戦やメットライフドームでの西武戦、ZOZOマリンでのロッテ戦といった遠征先で、試合後に開催してきた食事会だ。決起集会などの“公式行事”を除いて、シーズン中に監督が選手たちを引き連れて夜の街で飲食をともにするのは異例のこと。野球以外の話も含めて大いに盛り上がり、ナイター後に行われたケースでは「お開きが明け方の4時近かったこともあった」(チーム関係者)という。

 宴席では選手と腹を割って話したようで、一部の要望も聞き入れた。工藤監督は2015年の就任時に「グラウンドでも立ち居振る舞いをしっかりしたい」との考えからグラウンドでのツバ吐きや試合中にガムをかむことを禁じたが、ベテラン選手から「ガムにはリラックス効果もある」との訴えがあり、口を開けてくちゃくちゃかまないとの条件付きで、このほど解禁に踏み切っている。ナインへの“歩み寄り”がどう効果を発揮するのか注目だ。