巨人1年ぶり鬼門で勝利!「秋のマツダスタジアム対策」を緊急調査

2018年08月13日 16時30分

マツダでの連敗を13で止めた巨人。ナインを迎える由伸監督(右端)もひと安心か

 ようやく呪いが解けたのか。巨人が12日の広島戦に8―4で勝ち、マツダスタジアムでは実に366日ぶりとなる白星をマーク。同球場での不名誉な連敗を13で止めた。もちろんたった1勝で喜べる状況ではなく、鬼門完全攻略にはまだまだ時間がかかるかもしれない。そこで本紙は巨人になり代わり、秋に向けての「マツダ対策」を緊急調査。その中身とは…。

 序盤から攻撃陣が得点を積み重ね、先発の今村も7回1失点と奮投。勝利が決まった瞬間、三塁側のベンチ裏には歓声が響いた。

 巨人にとっては昨年8月11日以来、今季11戦目にしてのマツダ初勝利だ。斎藤投手総合コーチは「1年ぶりに勝ったよ~!」と絶叫。村田ヘッド兼バッテリーコーチも「ありがとう、おいしいお酒を飲むよ」と疲れた笑みを浮かべて応じた。たった1勝で満足はできないが、まず一つ勝たないことには前へ進めない。由伸監督も呪縛が解けたと振られると「そう言われるから、そうなんだけどさ」と苦笑しつつ「まあ、でも勝ったことは大きい」とうなずいた。

 とはいえ、この時期で首位・広島との11・5差は絶望的で、巨人が日本シリーズに進むためには、最終的にCSでのマツダで4つ勝たなければならない。ではこの鬼門を攻略するために巨人はどんな手を用意すべきか。

 そこで本紙がカープに張り付く他球団007軍団を徹底取材すると、いくつかのポイントが浮かび上がってきた。

 まずスコアラーA氏が挙げたのは、マツダ独特の雰囲気への対応策だ。「ここは360度が真っ赤に染まるし、グラウンドとスタンドの距離が近い。投手にかかるプレッシャーが他球場とは段違いで、メンタルに不安がある投手は通用しません。その意味ではカープファンの声にのまれない外国人投手の方が実力を発揮しやすいかも」。広島は今季マツダで喫した10敗中、外国人投手に5敗している。それだけに同氏は「巨人が初戦にメルセデスをぶつけたことは間違いとは言いきれない」とした。

 また別のB氏は巨人のバッテリー問題に言及。「カープの打者に対しては徹底して苦手コース、球種で勝負することが重要で、内角攻めも必須。ヤクルトがマツダで意外と打たれていないのは石井、河田両コーチの影響なのか、厳しく内を突いているからと見ています。走れる打者ばかりなので、投手のクイックと捕手の肩も大事。盗塁企画数を減らすために、捕手はやはり小林の起用がベストでは」と指摘した。

 ただ、最後に話を聞いたC氏は首を振りつつ、身もフタもないような言葉を並べた。

「マツダのカープ打線を止めることは不可能です。勝つためには? 相手よりも点を取るしかない。序盤はバントを極力使わず、ビッグイニングを狙うこと。先発をKOしても絶対に攻撃の手を緩めないこと。目標は10点。DeNAが好例です。巨人は先発から点は取っているけれど、リリーフをそれほど打てていないから負けている。点を取られると燃えるのがカープ打線。守りに入ったらひっくり返されます」

 その前に、まずは巨人がAクラス入りを果たす必要があるが…。果たして今季中に鬼門の完全攻略はなるか。