広島の鈴木誠也外野手(23)が9日の中日戦(マツダスタジアム)で“珍事”に見舞われた。1—2の3回一死走者なしで迎えた第2打席、カウント3—2から相手先発笠原の投じた8球目の143キロ直球は低めに外れてボールとなったが、なぜかそのままプレー続行。9球目のカットボールをファウル、10球目の直球で二ゴロに打ち取られた。

 球場の電光掲示板がカウント3—2にもかかわらず「2—2」のまま進み、本来なら四球となるはずだったタイミングで「3—2」となったことで“勘違い”が生じたとみられる。

 過去には1987年10月18日の巨人—広島戦(後楽園)で巨人・吉村禎章が“カウント4—2”から本塁打を放った例がある。ちなみにこのときの広島は白武佳久投手と達川光男捕手のバッテリーだった。