「第100回全国高校野球選手権大会」では、過去に活躍した元球児による「甲子園レジェンド始球式」が毎日開催され、松井秀喜氏や桑田真澄氏らとともにタレント・板東英二(78)も名を連ねている。

「なぜオレに声がかかったんかな?(主催の)朝日新聞は『板東、脱税』って書いてたのに(笑い)。もちろん脱税なんかしてないけど、そんなヤツが始球式ってどういうことやろ?」

 板東が始球式に登場するのは16日の予定。引き分け再試合となった徳島商対魚津戦は、1958年8月16、17日に行われたため、この日に決まったようだ。

「高校野球の始球式は初めてやけど、プロでは何回かやった。亡くなった上田利治さんが阪急の監督の時、頼まれてやったけど、マジメな顔して投げるカッコして、ピュッと一塁にけん制して帰ったことがありましたが(笑い)」

 ちなみに板東は、甲子園の土を持って帰らなかったという。「だって、甲子園に何の思い入れもないから。『やっと終わった』と思っただけで」。中日に入団後も甲子園では何度も投げているが「プロでも何の感動もなかったね。今回の始球式では土を持って帰るか? 絶対、持って帰りません!」。