不振のソフトバンク・内川 コーチは“強すぎる自己犠牲の精神”を指摘

2018年08月07日 11時00分

不振に苦しんでいる内川

 今季2000安打を達成した球界の安打製造機・ソフトバンクの内川聖一内野手(36)が長引く不振に苦しんでいる。

 記録達成の前後は右ヒザの痛みを抱えていて、本来の打撃ができていなかった面もあった。5月中旬からおよそ1か月は登録を抹消されていた。ようやく7月に入って調子を上げてきて、月間で打率3割6厘、3本塁打、13打点と復調。ところが、再び調子が急降下してしまった。

 8月は21打数2安打。5日のオリックス戦(ヤフオク)も4タコに終わり、2点ビハインドの8回一死満塁の場面で打席を迎えたが、遊ゴロの併殺打に倒れてしまいチームも敗戦した。現在の通算成績は66試合で打率2割3分8厘、8本塁打、30打点と内川らしからぬ数字が並んでいる。

 原因は何なのか。年齢的にはベテランの域にもなっているが、藤本打撃コーチは「練習では決して悪くない。気持ちの面だと思っている。チャンスや得点圏になるほど、つなぐ意識が強くなって、打撃が小さくなっている。無死二塁とかだと自己犠牲の精神で、何もサインが出てなくても、つなごうとする打撃になっている」と説明。打開策について「何度もバットでチームを救ってくれた選手。オレが決めてやるという気持ちで打ってくれればいい」と話した。

 考え込むタイプでもある内川。今季も打順は開幕から定位置の4番だったが、故障からの復帰後は3~6番で流動的となっている。3日の試合で2か月半ぶりに4番に座ったものの、ここ2試合は6番に戻った。チーム状況を考えれば打線のつながりも欲しいところだが、役割などを考えすぎずに自らの打撃に徹してくれればという。

 現在、チームは借金2の4位。工藤監督も「打てない時もある。また輝きを取り戻してほしい」と話したが、わずかな可能性でも最後まで大逆転を狙う以上は内川の復活が必要不可欠だ。