5連勝から一転連敗…中日が陥った2大ギャップ

2018年08月06日 16時30分

完封負けに渋い表情の森監督(左)

 中日が5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で巨人・今村信貴投手(24)にプロ初完投、初完封勝利を献上し0―2で敗れた。8回まで今村の前に散発の4安打で二塁すら踏めず。9回にビシエド、平田の連打でようやくチャンスをつくったが得点を奪うことはできなかった。「まあ、こういうときもあるでしょう。ずっとやっているとあり得ることだけども」と自身に言い聞かせるように話した森監督。ただ今季初の5連勝から一転しての連敗にショックありありだった。

「打線の調子は悪くない」(土井打撃コーチ)という中日がなぜ今村にここまでやられたのか。そこには2つのギャップがあった。1つは第1戦と第2戦の“幻影”にある。「(第2戦の先発の)菅野にしても(第1戦の)山口俊にしても右の速い投手をずっと見てたんで、左(の今村)にそうなったと思う」と森監督は分析する。150キロ近い真っすぐをポンポンと投げる右投手2人と軟投派の左投手。そのギャップに苦しめられた。

 もう1つのギャップはかつての今村とこの日の今村とのギャップだ。「(今村とは)2016年しか対戦していない。そのデータしかなかった」(土井コーチ)という。しかもそこに映っていたのは回転のいい140キロ後半の真っすぐを投げ込む本格左腕の姿だった。

 ところがこの日、実際に対戦した今村は真っすぐは140キロに届くか届かないか。しかも回転のいい真っすぐとは180度違う。「選手に聞くとボールが動く。右に行ったり、左に行ったり、沈んだり。予測がしづらかった」と土井コーチ。間違ったイメージを事前に持ってしまったことが対応を余計に難しくさせてしまった。