雑音遮断効果だ!阪神・ロサリオ不振脱出

2018年08月06日 16時30分

5回に二塁打を放ち、ほえるロサリオ

 阪神が5日のヤクルト戦(京セラ)に3―1で勝って2連勝、ウィリン・ロサリオ内野手(29)も6戦連続安打と上昇気配だ。5回の第2打席に中越え二塁打をマークすると8回の第4打席には課題としていた右投手のスライダーを左前に運ぶ成長ぶりで「一打席一打席がチャンスだと思うので精一杯やっている。チームがいい状態なので自分も乗っていきたい」とニッコリ。金本知憲監督(50)も「変化球を狙って打っている。あとはフォーク系に慣れてくれば変わってくると思う」と太鼓判を押した。

 この日も早出特打を敢行するなど必死のロサリオだが、不振脱出の裏には周囲の“努力”もあるようだ。「結果が出ていないといろいろ書かれたり言われたりするが、本人には『気にしないでやってくれ』と常々言っている。まだまだ試合は残っているし、これからやってくれると思っている。ロサリオへの評価はこれからだから」(球団幹部)。球団史上最高額の年俸3億4000万円ということもあり、打てない助っ人にはネット上など外野からの辛らつな声が日に日に増していた。人気球団の宿命ともいえるが、球団側はロサリオが野球だけに集中できるよう、そうした雑音を“シャットアウト”するために必死だったという。

 韓国ハンファ時代に正田耕三氏(56=現KIA打撃コーチ)が厳しい言葉でハッパを掛け、成功させた手法とは真逆の方法。ただ、今のロサリオにはそれが効果てきめんなのだ。周囲からも「今までは重圧のなかでやっていて自分を見失っていたが、やっぱりモノが違う。後半戦は打ってくれる」(平野打撃コーチ)と期待大のロサリオ。このまま打ちまくって名誉挽回といきたいところだ。