阪神・糸井が骨折完治せぬまま強行出場決意 脳裏に金本監督のあのシーン

2018年08月04日 16時30分

4日からの強行出場を決めた糸井

 阪神・糸井嘉男外野手(37)が4日のヤクルト戦(京セラ)から復帰する。骨折している右腓骨の回復のため前カードの中日戦を全休した超人は3日、京セラでの全体練習に参加し、フリー打撃でスタンド5階席に放り込むなど回復を猛アピールした。

 患部は完治していないが「(検査では)できる範囲でできると言われた。チームは最下位になったけど、まだまだ上位は狙えると思うし、みんな一つになってやっていくしかない。そこに加わりたいので明日からは出してください!」と志願。練習を見守った金本知憲監督(50)も「明日はいけると思う。ロサリオ、糸井の2人が常時出てやってくれないことには打線の上昇はなかなか見込めないから」とゴーサインを出した。

 指揮官の“鉄人魂”を継承しての強行出場だ。今までも少々の負傷では出場を直訴してきた糸井だが、今回はこれまで以上だという。「金本監督が現役時代に骨折しながらもヒットを打ったことがあったが、あの場面が鮮烈に糸井の頭に残っているらしい。その金本監督の下でプレーしているだけに、骨が折れているくらいで休むという考えは持っていない。むしろ休みたくないんでしょう」(チーム関係者)

 2004年7月30日の巨人戦で左手首を骨折中の鉄人は右手一本で2安打を放ち、勝利に貢献。いまや語り草となっている“金本伝説”が糸井のバイブルになっているという。FAで加入した糸井にとってチームが窮地の今こそ腕の見せどころになる。貧打に加え長期ロードと苦境が続く阪神。超人復帰を逆襲のきっかけにしたいところだが、果たして…。